嫌われる勇気 ドラマと本の違いについて!

 

近年ベストセラーになった書籍、「嫌われる勇気」がまさかのドラマ化?という事で放送前から話題だった香里奈主演のドラマ「嫌われる勇気ですが放送前の話題性とはうってかわって視聴率は低く、苦戦したままクライマックスを迎えてしまいました。

 

心理学という難しいテーマを題材にした書籍のドラマ化というだけあって注目されていたのですが、実際に放送が始まると、人気自己啓発本の上澄みだけを切り取って制作したような印象の内容に日本アドラー心理学会からの抗議が入ったりとなかなか放送前の話題とはうってかわり、視聴者の興味は薄れがちに。

 

「私は私のために生きる」をキャッチフレーズに展開したドラマ嫌われる勇気の内容や、原作について、視聴率低迷の理由、最終話のあらすじなどについてご紹介していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

嫌われる勇気の原作はアドラー心理学をわかりやすく解説した自己啓発本。

アドラーとは、フロイト、ユングと並び心理学を語る上でなくてはならない存在の人物。

 

哲学者の岸見一郎氏(61)らがアドラー心理学を解説し、「他者から嫌われることを恐れない勇気を持てば、悩みから解放される」という自己啓発の源流ともいえる、アルフレッド・アドラーの教えを、普段心理学にあまり興味が無い人でもわかりやすく対話形式で話が進んでいくので、すんなりと入ってくると話題になり、なんと180万部を超えるベストセラーになりました。

 

今回そんな自己啓発本「嫌われる勇気」がドラマ化するという事でどんな話になるのか放送前から話題になっていました。

 

本に登場する人物は、青年と賢者のみ。二人の対話形式で話が進んでいくので、他の登場人物はいないんです。

 

対するドラマはまず香里奈演じる、本には登場しない庵堂蘭子が主人公。庵堂蘭子をサポートするバディとして常に一緒に行動するのが、NEWSの加藤シゲアキ演じる青山年雄。

 

ドラマの中で二人は刑事という役柄なのですが、原作の青年は学校教師をめざす大学生という事で人物、職業、内容など全く違う仕上がりになっています。

 

心理学会の重要人物というだけあって、アドラーファンは世界中に多く、そんなアドラーファンを怒らせる事にならないかという心配の声も多く聞こえていました。

 

そんな心配も的中し、第5話放送翌日となる2月10日に、ホームページ上で”日本アドラー心理学会”が「テレビのような公共的な場で、普及宣伝されるのは、日本のアドラー心理学の啓発・普及に対して大きな妨げになる」と抗議文を発表。

 

対するフジテレビ側はドラマはこのまま続行するとした上で「日本アドラー心理学会からいただいたご意見も、今後のドラマ制作に生かして参ります」とコメントを発表。

 

しかし日本アドラー心理学会の専門的なツッコミがはいった事で脚本やドラマの進行の幅が狭まったようです。

 

奥の深い心理学なだけに、完全にアドラー心理学を理解している人が制作側にはいないのではないかとも言われていて、脚本を修正するにも迷走してしまうという負の連鎖になってしまったのではないかと予想している声も多く見受けられました。

 

案の定木曜日の22時からというそこそこ良い放送時間帯なのに関わらず、視聴率は低迷気味。

 

その理由を調べてみると、視聴者のドラマ離れや録画機器の普及もあるので一概には言えないのですが、「ドラマの脚本が壊滅的にダメ」「つまらな過ぎて最後まで観れなかった」など脚本に対する不満が多く見られました。

 

心理学という難しい内容をテーマにしているだけに、アドラー心理学を元から知っている人ならわかるのですが、なかなかドラマを見ながら理解し、夢中になるというところまで行かなかったようです。実に残念ですよね。

 

そしてクライマックスを迎えた嫌われる勇気ですが、最後に向けて盛り上がってくるはずが、残念ながら第9話、最終話である第10話では5.9%、5.7%とワーストを記録してしまいました。

 

原作の奥深い内容に対し脚本が迷走しすぎてわかりにくいという事もワーストを記録してしまった理由の一つのようです。

 

 

香里奈の汚名返上のかかっていた嫌われる勇気。

今回の主演の香里奈は2014年3月に、写真週刊誌『フライデー』(講談社)にベッドでて大股開きをしている写真が流出してしまいそれ以降好感度が大幅にダウン。

 

香里奈本人も仕事をセーブするなどして、かつてのテレビで良く見ていた時を考えるとかなり活動の幅が狭まってしまっていたようです。

 

そんな香里奈が2015年10月放送の、「結婚式の前日に」(TBS系)以来約1年ぶりでしかも連続ドラマ主演というだけあって、今回の「嫌われる勇気」は汚名返上になるのではないかと話題になっていましたが、脚本の迷走や、日本アドラー心理学会の抗議、ワーストの視聴率など、汚名返上どことか恥の上塗りとまで言われ、好感度回復には程遠い作品となってしまいました。

 

香里奈の役柄的にもなかなか嫌われる事を恐れず人の目を気にしないアドラー女子という事で、笑顔を見せるわけでもなくどこかとっつきにくい印象を受ける庵堂蘭子はドラマの中で見ている分にはいいのですが、実際に存在したら明らかに浮いてしまう感がぬぐえず、どうしても共感できる部分が少ないキャラクターでした。

 

その為、香里奈の好感度回復に庵堂蘭子はあまり適していなかったのではないかと思われます。

 

スキャンダル前ならばもしかしたら同じ役柄でも、もともと持っている人気でもう少し視聴率が取れていたかもしれないですが、人気も好感度も落ちてしまった香里奈なだけに、今回の役どころはさすがに難しすぎたのかもしれませんね。

 

また、相方であるNEWSの加藤シゲアキも放送前にはかなり期待されていたのですが、いざ放送が始まると演技力の低さが際立ってしまい、ネット上でも話題に。人気アイドルなだけに放送前の期待値が高すぎたのかもしれませんね。

 

スポンサーリンク

衝撃のクライマックスでは18年前に蘭子を誘拐した犯人に迫りました。

最終話では、病院を抜け出した青山年雄(加藤シゲアキ)が、大文字(椎名桔平)の研究室を物色している最中に発見した古びたファイルの中に18年前の庵堂蘭子(香里奈)の誘拐事件の記事と森の地図が保管してあった。

 

大文字は監禁された蘭子の元へ行き。気を失っていた蘭子の拘束を解きます。そこへ、青山と道子(飯豊まりえ)が入って来て、二人を発見。

 

大文字は警察からの取り調べを受けることになりました。大文字は土方(寿大聡)との共犯関係を否定。しかしファイルを見てしまった青山は、狙撃を指示した「メシア」なのではないかと問い詰めるという内容でした。

 

メシアは一体誰なのかという疑問が一気に解決した最終話でしたね。原作が登場人物から何からまったく違う話なだけに、ドラマの内容は想像かつかず展開が気になっている声も聞こえてきていました。

 

かなり展開としては濃い内容になりはしたのですが、残念ながら最後まで視聴率回復とはいきませんでした。

 

アドラー心理学を歌わず、ちょっぴり変わり者の刑事とバディの話という形で見れば面白かったのかもしれませんが、中途半端にアドラー心理学を取り入れてしまったが故に買わなくてもいい反論をやたらと買ってしまった感があるのが残念でしたね。

 

今回のドラマでアドラー心理学に興味を持った方は、是非原作の方も読んでみる事をおすすめします!より深く、アドラー心理学について学ぶことができるのではないでしょうか。

 

良くも悪くも話題になった「嫌われる勇気」、今後の出演者の活躍に期待したい所ですね。

スポンサーリンク